はじめます 大航海時代Online もくてきのきょうゆう

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 考え方を共有するというのは、「こういう場合にはこう曲がる。」というようなものではありません。そうした細かいやり方を追求し徹底すれば、せっかくの艦隊色というものまで失ってしまいます。なぜならば、目的と手段を混同してしまう恐れがあるからです。

 目的というのは「流れを重視しよう。」であるとか、「こういう場合には人数をかけよう。」であるとか、そうした大雑把な事を言います。目的が明確である事は、艦隊としての行動規範が明確であると片づけても良いでしょう。目的が曖昧であるにも拘らず手段にだけに目が向けられる場合、艦隊行動すらおぼつかなくなるという場合があります。

 よくある事例でいうと、新人に対して、「そっちはだめ!なんでそっちにきったの!逆に切らないと!」と熱心に吹き込む人がいるのですが、それはかえって逆効果です。こういった教え方は、「じゃあ一体どうすればいいんだよう。」とかえって困惑させてしまいます。

 実際にあった事例でいうと、草刈の仕方を知らない子供が二人いました。ある子供にはじいさんがつき、ある子供にはばあさんがつきました。じいさんは子供に必要不可欠な情報しか教えません。鎌の持ち方と振り方。そして子供の前を実際に刈っていって見せるのです。逆にばあさんは、子供の後ろについて「ああではない。こうではない。」と自分の経験上必要ない動作を事細かく教えてしまう訳です。一見、事細かに方法を教えた子供のほうが刈れるのではないか。と考えてしまいがちですが、数日も経つとおじいさんが見ていた子供のほうが早く草刈が出来ていました。

 こうした事は艦隊でも起こり得ます。つまり、ばあさんは自分のやり方を押し付けたために、ばあさん以上の仕事は出来ず、やり方が分かっていない子供は、何が間違いなのかも分からないまま、言われる通りの仕事しかできなくなっていた訳です。そして挙句の果てには、子供に対して「分からない事を質問すらしない。」と言ってしまう。しかしながら子供は、自分が何が分かっていないかも分からないままになっていたわけです。

 これは教える側に問題がある典型的な例です。自分の経験論からくる定石などを「あれはだめ、これはだめ」と吹き込むのは逆効果で、むしろ背中で語り、必要な情報だけを提供すべきなのではないでしょうか。そして、その中で重要なのは目標や目的を示しておくことで、そのための手段は各自にゆだねるという事です。目的さえ分かれば、その為の方法は各自で考えて行動できるようになり、艦隊行動が可能になります。

 艦隊に必要なのは、考え方=目的であり、動かし方=手段ではありません。手段は各自が努力していくべき事項、もしくは協力して高め合う事項です。この手段と目的を混同しないように注意しなければなりません。
2014-05-21 ( 水 )  はじめ語録  コメント : 0  トップ
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